サイクリストの注目を集める街、相模原
元々健康目的やスマートな印象から人気があり、弱虫ペダル等のアニメ、マンガのヒットも合わせて、ロードバイクやクロスバイク等のスポーツタイプの自転車に乗っている人が増えましたね。
四国では広島県と愛媛県をまたぐ「しまなみ海道」が瀬戸内海の絶景を楽しみながら海上サイクリングが出来る「サイクリストの聖地」として国内外問わず注目を集めています。
神奈川県相模原市周辺もサイクリストの聖地になりつつあるようです。
1.2020年東京オリンピック レースコース
日本特有の景観の富士山を背景に走ることが出来るとして、東京都武蔵野市から神奈川県を経由し、山梨、静岡をまたいで富士山麓を目指すコース案が打ち出されました。
そのコースの一部が相模原市というワケです。
(画像:cyclowired.jp)
真ん中あたりですね。詳細はまだ調整中とのこと。
メインとなるのは「道志みち」 と呼ばれる山梨県道志村の道路。ライダーに大人気で近年はサイクリストも注目中。
決定となれば相模原市はオリンピックの舞台となるのは2回目ということになります!
1回目はカヌー競技で相模湖が会場になりました(※当時は津久井郡なので厳密には2度目じゃないかも...?)
ちなみに今回相模湖はカナダのボートチームのキャンプ会場になっており、再びオリンピックに携わることになっています。
オリンピックコースに選ばれたとなれば、元々人気コースの相模原+周辺地域はさらにサイクリストの注目を集めるのではないでしょうか?
2.立地と様々な豊富なコース
東京へ勤務している方のベッドタウンの側面も持ち住みやすい立地でありながら、少し自転車を走れせれば起伏のあるコースへたどり着く立地。
おまけにヒルクライムコースも完備
大垂水峠:比較的走りやすい峠コース
長さ:約5.8km 平均勾配:4.5% 標高差:157m
和田峠:短いながら勾配が急。道幅が狭く車との擦れ違いに注意が必要
長さ:約3.6km 平均勾配:10% 標高差:363m
ヤビツ峠:神奈川の代表的なコースとしてロードバイク乗りに有名。自転車マンガ「のりりん」の舞台にもなっています!
長さ:約11km 平均勾配:6% 標高差:666m
距離、勾配ともにある程度慣れた頃にもってこいなコース。有名なので週末は多くの人が集まります。
※車乗りやバイク乗り、ランナーにも人気で、近年利用者急増によるトラブルが発生しています。市としても問題に上がっており、規制の恐れもあるとのことなので譲り合いの気持ちを持ってマナーを守って走ることを心掛けて下さい。
2020年東京オリンピックのメインコースとなる「道志みち」こと国道413号。厚木側からはヤビツ峠を越えた先、相模原側からはヤビツ峠の手前にあり。
オリンピックコース選定理由の通り日本特有の景観「富士山の絶景」を楽しめます!!
登り下りを繰り返す高低差のあるコース。富士山だけでなく自然に囲まれながらのサイクリングはリフレッシュにはもってこいです!
3サイクリストへの配慮のある施設の充実
市内の飲食店をはじめとする色々な施設にバイクスタンドが常設されています。
神奈川県相模原市中野1890−1
コーヒーとクロワッサンがおいしく、工場をリノベーションしたカフェ。
バイクスタンドは店内にあり↓こんな感じでみなさんの愛車を持ち込めます。工場の名残も見えますね。
コンビニにもバイクスタンドがあります!店外にパラソル付きの休憩スペースもあり、休憩に打ってつけです。
神奈川県相模原市緑区長竹2841
出来立てのあげぱん
で有名なパン屋さん。本店は工場直結でパン製造過程の見学も出来ます!
駐車場は広いですが、それでも休日は道路まで渋滞が出来る程混みます。ですが自転車ならスイスイ(追い越しはルールを守って安全に...)
ただのパン屋に留まらず、サイクリストも車乗りもバイク乗りもみんな集まる観光スポットとなっています。これからヤビツ峠を登ったり、降りてきたときの休憩所として利用される方が多いようで、それぞれの乗り物愛好家の拠点になっています。
バイクスタンドはもちろん、社内に自転車部があったり、あの片山右京さんが設立したTeam UKYOやキナンサイクリングチーム等のレースチームが度々来店したり(片山さんは相模原出身)、サーヴェロの試乗会を行ったり、オリジナルのサイクルジャージまで販売しており、積極的に自転車ブームの流れに乗っているのが伺えます。
首都圏にお住まいの方も、そうでない方もぜひサイクリングの目的地としてして足を運んでみてはどうでしょうか。